じゃがいもは常備野菜として、置いておきたい野菜の一つですよね。
そんなじゃがいもですが、自家製の掘りたてをホクホク食べたーいと
思いませんか?
家庭菜園シリーズ 今回はじゃがいもの育て方についてです。
じゃがいもってどんな野菜?種類と特徴
まずはじゃがいもの種類をご紹介します
※ メークイン
皮がむきやすく、荷崩れしにくい品種です。低温で貯蔵すると甘みがまし
ておいしいですよー
※男爵
栽培適応性が広い人気の品種です。香りや味がよく、国内で最も栽培されている
種類です。
※レッドムーン
珍しい赤皮のじゃがいもです。ほんのりした甘みがあり、荷崩れもしにくく
どんな料理にもおすすめの品種です。
※アンデス赤ばれいしょ
カロテンの含有量が多い、食味のよいじゃがいもです。舌触りがなめらかで
サラダによいです。
※インカのめざめ
独特の風味と濃厚な味わいで、煮物やフライなどによいです。地上部が黄変したら
すぐに収穫します。
じゃがいもは、植え付けや芽かき以外はほとんど手のかからない育てやすい野菜
です。種イモを植え付けたら約3カ月で収穫できます。
品種も豊富で年に二回の収穫期があります。春植えは3月で収穫が5月から6月、
秋植えは9月で収穫が11月から12月です。
病害の少ない春植えがおすすめですが、最近は秋植えも人気です。
原産は中南米で、冷涼で乾燥気味の気候を好みます。生長のためには昼夜の温度差
が必要です。
成分はでんぷんを主とした糖質です。ビタミンB1、C、カリウム、ナイアシンが
多く、塩分を体外に運び出す作用があります。
血流を安定させ、高血圧症や健胃などにもよいとされています。東洋医学では、やけど
にすりおろした汁を塗るなどの、外用にも用いられてきました。
じゃがいもの育て方 植え付け
春植えは、3月中旬に種イモを購入して植えます。食用として売られているものや自分で
育てたイモは、芽が出なかったり、ウイルス感染などがあるので種イモには使えません。
秋植えの場合は9月に植えて、11~12月に収穫します。
農林一号、デジマ、ニシユタカなど秋植えに適した品種を選びます。栽培期間が短いため
適期に植えることが重要です。
連作を嫌うため、3~4年はナス科の野菜をつくったことのない畑を選びます。
有機質肥料を好むため、前年の秋に堆肥を十分にすきこんでおくとよいです。
タネイモは、一片が30~40gになるように、縦に2つか4つに切り分けます。
それぞれに2芽以上つくように切ります。
切り口には腐敗防止のための草木灰か石灰をつけておきます。
深さ30センチくらいの溝を掘り、元肥を十分に入れて土を戻し、深さ15センチほどのところに
切り口を下にしてタネイモを植えます。株間は50センチ、隣の畝との間隔は一メートルくらいに
します。
じゃがいもの育て方 植え付け後の管理
ひとつのタネイモから多くの芽が出ますが、芽が多いと養分が分散されるため、イモが小さく
できてしまいます。
芽の元気なものを2~3本残して、ほかは取ります。
不用意に引き抜くと、タネイモから抜けてしまうので、残す芽の株元はしっかり押さえて、
折りとるようにしてとりましょう。
肥料の吸収が旺盛になってくるのが花が咲き始めるころです。
追肥は4回与えます。
1回目は芽が出てきたころ、2回目は草丈15センチくらいのころで、アミノ酸入り葉面散布用
液肥を与えます。3回目はつぼみがではじめたころに与え、4回目は花が咲き始めたころに
きはじめたころにカルシウム補強剤を与えます。
2回目の追肥と3回目の追肥のときには、株元に土をかけます。それ以後も株元にイモが外に
出ているようなら土をかけておきましょう。
じゃがいもの育て方 収穫の時期とポイント おいしい食べ方
春植えの場合は、5月下旬から6月上旬~中旬、茎や葉が黄色っぽくなってきたら収穫の適期
です。
株元を少し掘ってみて、イモの大きさを確認してみましょう。
十分に大きくなっていたら、株ごと引き抜いて収穫します。
雨降り後の水分の多いときに収穫すると、イモが腐りやすいため、晴れた日の続いた土が乾いた
時に収穫するようにします。
収穫後は、日陰の風通しの良い場所に広げておきましょう。光にあてると緑色になり苦味が出る
ため、厚手の紙などで覆っておきます。
掘りたてなら、ゆでてバターをつけるだけで抜群においしいです。
粉ふきイモやマッシュポテト、コロッケや煮物、肉じゃがなど、いろいろな料理に使ってください。
まとめ
自家製のフライドポテトやポテトチップスなら、子どもも大喜びですよ!
スライサーなどで薄く切り、30分ほど水にさらしたら、ペーパータオルで水気をとります。
中温の油でからっと揚げたら、塩を振り掛ければおいしいポテトチップスのできあがりです!