家庭菜園シリーズ
今回は白菜の育て方です。
冬は常備野菜としてかかせない白菜。
鍋物に漬物にお味噌汁に・・・
冬野菜のキングである白菜!
家で作れたらいいですよねー!
白菜はいろんな活用ができるおなじみ野菜
古くからある野菜のように感じる白菜ですが、中国で品種改良された野菜で
日本に入ってきたのは明治時代。
意外にもけっこう最近なんですね!
栄養素としては、カルシウム・カリウム・ビタミンCなどと食物繊維が豊富で、
かぜや疲労回復、便秘予防、整腸、利用作用などがあります。
品種も豊富で、いろいろな料理に使えます。
最近は生でも食べられるサラダ向きの白菜も売られるようになりました。
株の形態は、結球性、半結球性、不結球性の3つのタイプがあります。
日本で栽培されているのは、結球性の白菜がほとんどですが、半結球や非結球
のサントウサイも作られるようになりました。
結球タイプの白菜をしっかりと結球させるには、種まきや追肥の時期が重要です。
白菜の育て方 種まきから芽がでるまで
白菜は基本8月末に種まきをし、収穫期は11月中旬から1月中旬ごろまでです。
連作は不可です。
春まきも可能ですが、暑さには弱いので、秋まきの冬どりがおすすめです。
種まきは8月~9月に行い、品種によって適期が微妙に異なりますので、種の表示を
よく確認しましょう。
種まきが早すぎると、暑さのせいで病害虫の被害を受けやすく、遅れると
十分生長する前に寒さが来て結球しにくくなります。
多湿に弱いので、やや高めの畝をつくり一か所に15粒くらいずつタネをまきます。
株間は60センチ以上とします。
畑のpHは6.5~7.0が適当で、酸性土では根こぶ病、アルカリ性土では腐敗病が発生
しやすくなります。
1週間ほどで芽がでるので、双葉1か所1本にします。
白菜の育て方 追肥から収穫まで
はじめのうちは、葉が横に広がるだけですが、この葉が光合成をして養分を作り、結球する
葉を育てます。
やがて中央の葉が巻いてきますが、外葉が病害虫などで枯れてしまうと、しっかり結球しなく
なります。
種まきから収穫までは、普通種で110日ほどかかりますが、種まきから40~80日後くらいまでが
養分吸収のもっとも盛んな時期です。
この間に追肥をしっかり与えないとよい白菜ができません。
追肥は、種まきの2~3週間後に肥料を与え、さらにその2週間後に液肥を与えます。結球の兆候が
見え始めたら過リン酸石灰を、結球が始まったらカルシウム剤を与えるとよいでしょう。
発育初期のアブラムシや青虫などの被害を避けるには、種まき時期に植穴に浸透移行性殺虫剤を
入れておきます。
薬品を使いたくない場合は、不織布などのトンネルをかけておきましょう。
11月中旬くらいに中心部の葉がしっかり巻いてきたら、収穫の適期です。
株元から切り取って収穫します。
外葉をまとめて縛って結束しておくと、雪や霜の害を防ぎ、春まで順次、収穫可能です。
葉がやわらかいので、保存するときは立てて新聞紙にくるんでおきましょう。
まとめ
鍋物や煮物のほか、漬物にして食べるのが一般的です。
最近はキムチに挑戦する人も多くなってきたようですね。
あなたも自家製白菜にチャレンジしてみませんか?!