小中学生にさせたいお手伝い 将来独り立ちするこども達に教えたいこと

子供にお手伝いをさせるとき、どんなことをさせていますか?
どうしてお手伝いをさせたいのですか?

子供たちは将来、私たち親の元を離れる日が必ず来ます。

我が家でのお手伝いの基準は、親元を離れるその時に、離れていく
子どもが不安にならないために、
そして独り立ちする子を心配せず、どんと背中を押してあげられるために、
一人でなんでもできる子になるために、子供にお手伝いをさせるのだと
考えています。

では、今のうちにこどもたちにどんなことをさせておけばいいのか?
そのことについてお話ししましょう。

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子どもに将来どんな大人になってほしいかを考えてみる

子どもに手伝いをさせようかな・・・
そう考えたときに何をさせますか?

この子のレベルでできることって何か?

それを最初の基準にしていませんか?

確かに、子供の年齢や体力、能力などには大きな差があります。
しかし、今の時点で簡単にできることをお手伝いとしてやらせることが
将来の役にたつでしょうか?

子供が巣立つときに、安心して送り出すためには、それまでの間に、
様々な身の回りのことをすべて自分で管理し、きちんとできるように
なっていてほしいと思いませんか?

学生生活を終えて、独り暮らしをはじめるときに突然それらのことがすべて
自分でできるようになるでしょうか?

答えはノーです。

小さいころから、いろいろな経験をたくさんして失敗もして、たくさんの場数を
踏んでいる子といない子では、独り立ちした後の暮らしやすさや負担感には
大きな差がうまれてきます。

かわいがって育ててきたけれど、なんにもやらせたことない・・・
独り立ちなんかしたら、ご飯作れないどころか家事も掃除も心配だらけ・・・

そんな子が独り立ちしたとしても、ろくな生活にならないことは見るまでもない
でしょう。親は心配でたまらず、せっかくの独り立ちのチャンスをみすみす逃して
しまうことになりかねません。
家事などのお手伝いをさせることって、そのくらい重要なことなんです。

高校生になってからでは遅いのです。
なるべく小さいうちから、生活全般に関わるいろいろな身の回りのことを
どんどんさせましょう。

たくさん経験すれば、要領もよくなります。
当然、作業手順が改善されていきますし、
きっとどんなふうにすれば最も効率がよいかも考えられる子になることでしょう。
そのことが他のこと、例えば勉強やスポーツなどにも生かされてくるのです。

具体的に何をさせるべきか?子供のお手伝い

子供が小さいとこの子にはまだ難しいだろうからと、こどもにとって簡単なお手伝いをさせようと
していませんか?

将来のために・・・
という基準を最優先して考えるとすれば、今のその子にとって、少し難しいことをさせましょう。

要領の悪い子供にそれをさせることは、大人にとってはちょっとしたストレスになります。
させた結果、結局やり直さなければならないようなことになることもあるでしょう。

例えば洗濯物たたみ

最初にさせるときには、一つ一つたたみ方を教えなければなりません。
慣れないうちは、なんじゃこりゃというたたみ方になるでしょう。
ただ、そのなんじゃこりゃはほったらかしてはいけません。

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必ず子供と一緒に、どこがいけなかったか、どうすればよくなるかを教えてやり直させます。
何度も何度もそれを繰り返すことで、そのうちに言われなくてもきちんとたためるように
なっていくでしょう。

その際に、たんすに入れる時の、並べ方や収納場所なども一緒に教えます。
そこに収納するには、このたたみ方でないといけない。
しわがよった服を着なくてよいように、こんな風にたたまなきゃいけない。
そんな先のことを考えながら洗濯物をたためるようになれば、きっと安心して任せられるように
なることでしょう。

そうしたら、洗濯物干しもさせてみます。
洗濯物を干すときには何に気を付けるべきか・・・
干したらたたまなきゃいけない。
たたむときのことを考えて干すということを教えましょう。
干した後にアイロンをかけなくていいような干し方もありますし、
乾きやすくするためにはどのくらい間隔をあけておいた方がいいとか、
天気予報を見て天気によってはここに干した方がいいとか、
そういうことを考えてお手伝いができるレベルにまで持っていきたいものですね。

そんなふうに考えてお手伝いをさせると、
掃除・洗濯・炊事の三大家事は絶対にクリアさせたい項目になると思います。

子供にお手伝いをさせるときに親が注意すべきこと

上記のようにしてお手伝いをさせていけば、子供の生活能力はどんどん向上し、
いろいろなことをきちんと頭を使いながら行動する子に育っていくはずです。

では、お手伝いをさせるにあたって、親が注意すべきことをお話しします。

それは、結果を確認すること。

子供がお手伝いの完了を報告してきたとします。
「はいはーい、ありがとうー」で済ませていませんか?

子どものお手伝いは、管理されていなければどんどん手抜きされていきます。
大人でも「見られてないからいいや」という気持ちって必ずありますよね。
子どもはなおさらです。

きちんとできたかどうかのチェックを必ず大人がすること。
そしてできていないところはきちんと指摘し、本人にやり直しを必ずさせること。

ただしただけで、結果大人がやり直していたのでは、子供の能力はいっこうに
伸びないどころか、手抜きだけ覚えて何の習得にもなりません。
全くお手伝いの意味をなさないものはお手伝いと認めてはいけないのです。

せっかくやってくれたからそこまでさせなくても・・・という気持ちは子供の
ためにならないことなのです。

そのつどしっかりとやり直しをさせていれば、手抜きしてはならない点が
子どもにもよく伝わりますし、やり直しさせられないようにという気持ちから
きちんとした結果を出せるようになるはずです。

お手伝いの最終目標はそこにあるはずですよね?
それを肝に銘じましょう。

将来の子供のために、今厳しくしつけることがなによりその子の一生を変えます。

まとめ

我が家では、こどもに
「お父さんやお母さんはいつ死ぬかわからないのだから、なんでもできるように
なっておかないと」と常に言っています。
若くたって、何が原因で死ぬかわかりませんよね?
明日あなたが死んだら、子供たちは生きていけますか?

そういう危機感を常に持ちながら、子供にお手伝いをさせたいものですね。

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