我が家の子供たちはつい1年ほど前まで携帯ゲーム機を持っていました。
ゲーム機を持っている間、親である私はゲームのことで、子供を叱らなければ
ならないことが多く、親子ともに大きなストレスの要因であったように思います。
現在は、ゲーム機は我が家にありません。
ゲームのことで叱ることがなくなり、親子の会話も増えました。
我が家の体験談をお話します。
ゲーム機が我が家にやってきてすぐのころ
うちの子がゲーム機を手に入れたのは、小学3年生くらいのころだったと思います。
学校のない週末のみ使ってよいとし、一週間に1時間半だけ使ってよいとしました。
しかもするのは親の居るときのみ。
外への持ち出しは禁止。
使ってよい時間以外は鍵のかかった引き出しに収納し、鍵は常に私が職場にもって
行きました。
よその子供たちが無制限に持ち出し、好きなだけプレイするのを横目にうらやましそう
にしているときも確かにありましたが、そこで他の子がしているから同じようにしたい
という気持ちを許しませんでした。
なので、よその子もうちの子は時間制限があって、持ち出しができないことを知っている
ので、無理強いをすることもなく、うちの子がタイムオーバーすると、一緒に外で遊んだり
してくれる子もたくさんいました。
しかし、高学年になり、男の子たちの話題がますますゲーム機の話題中心となってきました。
息子はどうにかして時間制限をかいくぐろうとしているように見えました。
中学生になって約束違反の事件が起きました
中学生になり、テストの結果がはっきりと勉強量に比例してくるようになりました。
息子は相変わらず、週末1時間半のゲーム時間を守っている・・・と思っていたのですが、
あるとき、テストの順位が恐ろしく悪かったことがありました。
そのとき、ゲーム機の引き出しを開けてみると、ゲーム機が中に入っていない空のケースが
入れられていることに気づきました。
思春期になり、部屋にこもることが多くなったと思っていたのは思い違いだったのです。
息子の部屋に行くと、ベッドの下からゲーム機が見つかり、プレイ履歴にはテスト前日にも
一日十時間以上プレイした履歴がしっかりと残っていました。
寝る間をおしんで暗がりの中でこそこそとゲームをしていたようでした。
当然息子は視力も成績もがた落ちでした。
約束違反ということで、ゲーム機は売却しました。
ゲーム機がなくなってからの我が家 平和な毎日
ゲーム機を没収したときは、ショックが大きかったようですが、明らかなテストの成績の変化と
メガネをかけざるをえなくなったということから、子供たちはゲームの悪影響を体で実感した
形となり、当然の結果だということであまり反発もありませんでした。
結果、ゲーム以外のことに時間を使うようになり、親もゲームをいつまでもやめないことを
叱る必要もなくなったため、子供にとっても親にとっても、ストレスがかなり軽減される結果と
なりました。
息子の成績も持ち直し、ゲームをほしいともあまり思わなくなってきたようです。
学校であったことや、ほかの事でも会話が増えました。
心配していた友達との関係も、ゲーム機がないからといって、崩れることはありませんでした。
まとめ
ゲームに依存してしまっている子供にとって、ゲーム機は命の次に大事とも思えるほど
夢中になってしまったりするものですが、結果的に取り上げてみると、意外にあっさりしたもので、
今では、ゲーム機は子どもに必要なものではなかったんだなと感じています。