一昔前に比べると、現代のペット達は人間に限りなく近い生活を送って
います。
生活習慣の変化とともに生じる疾患など、人間と同じように年々変化して
います。
大切な家族の一員であるペットの健康のために知っておきたい三つの現
代病についてご紹介しましょう。
うちの子大丈夫かな?ペット3つの現代病チェック
ペットの現代病の背景には、ペットの住環境や食生活の変化、不自然な
幼少期の環境などが要因です。
それによって疾患も多様化してきており、現代ペットの健康を整えて維持
するためには、飼い主さんが現状をしっかりと知ってケアしてあげなけれ
ばなりません。
言葉を話すことが出来ないペット達のSOSに気付いてあげるために、
以下のチェックリストでチェックをしてみてください。
もし以下のような様子があったり、日ごろから気になるところがあったら
一度獣医さんに診てもらいましょう。
1.ご飯や環境が変わると様子に異変がある
2.目・口の周りや足先などが赤く、痒がる
3.便がいつも緩い
4.ウエストにくびれがない
5.肋骨に触れにくい。または触れない。
6.1歳の時より大きく体重が増えている
7.皮膚が見えるほど体を舐める
8.排泄の粗相がなおらない
9.同じところばかりを行ったり来たりする
1~3の症状がみられる場合
「アレルギー」の疑いあり
アトピー性皮膚炎などのさまざまな症状を引き起こすアレルギーはペット
にも多くみられます。
最も多いのはタンパク質がアレルゲンとなっている場合です。
食事の見直しを検討することが大事です。
4~6の症状がみられる場合
「肥満」の疑いあり
肥満はペットにとっても糖尿病をはじめ、心臓や関節などの障害の原因に
なります。
摂取カロリーを適切に整えてあげるのが大事。
かわいいからといって間食をあげすぎるのはNG
可愛いペットの寿命を縮めてしまうことになりかねません。
また、運動不足には注意が必要です。
7~9の症状がみられる場合
「ストレス」の疑いあり
病気や問題行動を引き起こす原因になるストレスは、上記で述べたような
ペットのサインを知っているとよいです。
正しいしつけをすることもストレスの軽減になります。
ペットの肥満を解消しよう!
獣医さんを訪れるペットの46.0%が肥満と診断されるというデータがあり
ます。
室内で飼うペットの場合、何か飼い主さんが食べていると必ず寄ってきて
可愛い顔で催促されると、悪いとわかっていてもついあげたくなってしま
うという飼い主さんは多いものですが、それがペットの一番の肥満の原因
であることは間違いありません。
間食を制限し、あげるとしても規則正しい時間にすること。
フードを低カロリーで高栄養のものを試し、一番便の状態のよいものにする
などの工夫をしてあげましょう。
あとは運動をしっかりさせることが最も大事です。
散歩や運動ははなるべく毎日行うようにしてあげたいですね。
自分で選べないペットの食生活の管理してますか?
人間も年をとってくると、油ものがつらくなったりということがありますが、
ペットも年齢に合わせた食事を与えてあげる必要があります。
年齢を考慮して食事を与えている飼い主さんは56%と、まだまだ少数です。
猫の中には15年以上長生きする猫も少なくありません。
食事は健康管理の重要な要素です。
大きな影響があるからこそ、年齢や体調に合わせた食事を選んであげること
が、いつまでも元気で一緒にいるための飼い主さんにできることなんです。
年齢や症状用途に合わせた多彩なラインナップがありますので、あなたの
ペットに最も適したものを選んであげてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
ペットといっても、大事な家族の一員。
いつまでも一緒にいたいから、ぜひ考えてあげてくださいね。