若年性認知症とは?その症状、うつではないかもしれません

若年性認知症という言葉を聞いたことがありますか?

認知症と聞くと、高齢者の方のかかる病気という認識のある方が多いかと
思います。

しかし、若年性認知症は発症年齢の平均が51.3歳と高齢者の認知症よりかな
り若く、しかも高齢者の認知症が助成に多いのに対して、若年性の認知症は
男性が多いという特徴があります。

早い人では40代でも発症するといわれる
若年性認知症とはいったいどんな病気なのでしょうか?

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若年性認知症の原因となる疾患とは・・・

若年性認知症の原因となる疾患には以下のようなものがあります。
約3割は50歳未満で発症しています。
発症から診断がつくまでに時間がかかる場合が多いと言われています。

認知機能が低下すると支障が出てくるので、気づかれやすいようですが、
実際は仕事でミスが重なったり、家事がおっくうになったりしても
年齢が若いためにそれが認知症の生徒は思わず、疲れや更年期障害、
うつなどの病気と判断して受診するため、誤った診断で時間がたち
認知症の明らかな症状がでてようやくわかった例も多いのです。

・アルツハイマー病
記憶が薄れていくのが主な症状です。物忘れが起こり、判断力がにぶります。
そのため物事が段取りよくいかない、日付や時間、自分がいる場所や部屋の
間取りがわからなくなったり、言葉が出ないために代名詞が増える、お金の
計算ができなくなるなどの症状が少しずつ進行していきます。
初期なら手足のまひやろれつが回らない手が震えるなどの体の症状は見られません。

・血管性認知症
脳梗塞、脳出血などの脳卒中が原因で起こる認知症です。
若年性認知症の原因疾患の中で最も多い約40%とされており、脳卒中の原因のうち、
脳出血とくも膜下出血を合わせると、約55%となります。
集中力、記憶力が低下し、判断力も十分ではなくなります。

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・前頭側頭型認知症(ピック病)
脳の前方部分に変化がみられる病気で、本人には病気であるという自覚がなく、
身なりや周囲のことに対して無関心になります。
日常生活では同じことを繰り返し行う「常同行動」が見られます。毎日同じ時間に
散歩に行く、同じものばかり食べるなどです。
一部の人には、反社会的な行動見られます。

言葉の意味が分からなくなって、物の名前が出てこない、文字の読み違いといった
症状が目立ち「意味認知症」というタイプもあります。

・レビー小体型認知症
物忘れや判断力の低下といった認知機能障害は初期にはあまりありません。
しかし、幻視、パーキンソン症状、睡眠時の異常行動などの特徴的な症状があります。
ほかに物忘れ、頭がはっきりしているときとそうでないときの差がある、実際にない
ものを見えるという、妄想がある、うつ的、動作がゆっくり、筋肉がこわばる、小股
歩き、最初の一歩が出にくい、転倒や失神を繰り返す などの行動が5個以上該当す
ればこの病気の可能性があります。

若年性認知症 高齢者の認知症とはここが違う

若年性認知症は以下のような点で高齢者の認知症と異なります。

・発症年齢が若い
・男性に多い
・体力があり、ボランティアなどの活動が可能
・今までと違う変化に気が付くが、受診が遅れる
・経済的な問題が大きい
・主介護者が配偶者に集中する。
・時に親を含めた複数介護となってしまう
・介護者が高齢の親になることも
・家庭内での課題が多い

年齢が若いことにより、子どもがまだ未成年だったり、本人がまだ仕事をしている
などの場合が多く、高齢者の認知症とは異なる問題が多くあります。

まとめ

いかがでしょうか
思い当たるところがある場合は、まずかかりつけ医に相談し、認知症専門医などを
紹介していただくとスムーズです。
確定診断を誤ると症状が進むことになります。
できれば専門医を受診できるよう、かかりつけ医に相談してみましょう。

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