大学や短大に入学すると、本業は学業だということはよくわかっている
けれど、学費を出してもらっているから、自分の小遣いくらいは自分で
稼ぎたいと考える学生さんは多いと思います。
学生の間にアルバイトをすることについて、私の経験をふまえてお話し
したいと思います。
大学や短大の学生で、バイトをするかしないか悩む人へ
学校を卒業したら、社会に出なければなりませんよね。
現代では、学校での指導も厳しくなくなり、いきなり社会人になって、
世間の荒波にもまれるよりは、アルバイトで社会経験を積んでおくことを
おすすめします。
アルバイトで得るモノというのは、お金だけではありません。
そこで学ぶ人間関係や、社会人としての一般常識や礼儀、マナーといった
ものは、のちに必ず役に立ちます。
本業である学業の妨げになるほど、体力や睡眠時間を奪われるような
アルバイトはするべきではありませんが、例えば大学生の間の4年間、
放課後や休日の空いている時間に、アルバイトをして、学生のうちに
いろいろな社会経験を積んだ人とそうでない人では、社会に出た時に
大きな違いが出てきます。
アルバイトなら、いろいろな職業を経験してみることも比較的簡単ですし、
運がよければ、そのまま気に入られて就職できるチャンスだってありえます。
学生時代の私のアルバイト体験談
私の学生時代は、いろいろなアルバイトを経験しました。
短期のものから長期のものまで。
その中でも、特にその後に役立ったなと思えるアルバイトを参考までに
あげてみます。
①家庭教師・個別指導塾の講師
小中学生にマンツーマンで勉強を教えました。
比較的自分の都合のいい時間に働くことが可能で、時給も高いです。
成績をあげなければという責任もあるので、真剣に向き合い、信頼関係を
築くことができれば、子どもは応えてくれますので、結果に表れます。
人との信頼関係の大事さ、人にわかりやすく説明する工夫、結果の出た時
に喜びを共有しあえるなど、社会に出るための学びを得たことがたくさん
あるように思います。
また、将来自分の子どもに勉強を教えられるので、わが子の塾費用削減に
なるなんていうおまけもついてきます。
②和菓子店の販売員
接客で学ぶことは非常に多いです。
将来接客をする仕事につくにしろつかないにしろ、世の中には自分の知ら
ないいろんなタイプの人間がいるということを痛感しますし、理不尽な
目にあったり、嫌な思いをすることもたくさんあります。
お客様に対する自然な言葉づかいが身に付きましたし、箱のラッピングが
簡単にできるようになったりします。
また、電話注文を受けたりもするので、電話応対の仕方、電話で必ず確認
しておくべきこと、人にわかりやすく伝達するスキルも身に着けられます。
③コンビニ店員
ただ単にレジ打ちをしているだけのように見えますが、コンビニ店員も
なかなか奥が深いものです。
長くいると学生であっても発注業務まで任されるようにもなり、コンビニの
周囲の施設などで行われる行事やよく来店する客層によって、どんなものが
よく売れるかのアンテナをはるようになり、自然と販売のノウハウのような
ものが身に着いてきます。
店頭で作るフライヤー商品の品出しの量を時間帯によって調節して無駄に
しないようにしたりなど、自分で考えて動くことができるようになります。
コンビニは同じ時に入る店員数が少ない分、なんでもこなせるようになって
くるので、全体を見渡しながら、今何をすべきかを判断する力を養えるバイト
といえるでしょう。
このことは、社会人になってから大変重要なスキルであると言えますから。
まとめ
いかがでしたか?
ここにあげたのはわずかですが、学生のうちにいろいろなスキルを身に着けて
おけば就職活動でもその経験を面接などで話すこともできます。
ぜひたくさんの経験をつんで社会にでてほしいと思います。