大晦日からお正月にかけて、皆さんも一度は行ったことが
ある初詣ですが、
本来初詣とはいったい何のために行うのでしょう?
意外と知らないその由来や、意味。
いつ行けばいいのか、喪中の時はどうするのかなど
素朴な疑問を解決します。
初詣とは?由来とその意味
初詣とは、「新年に初めて神社やお寺を参拝すること」
を言います。
本来「正月」とは、歳神様を家にお迎えする行事。
そのお迎えの準備が角松や鏡餅・しめ縄飾りなどであ
り、お迎えした歳神様のいらっしゃる「神棚」に家族
全員で拝礼することです。
では、歳神様と氏神様とはどう違うのでしょう。
歳神様はご先祖様が年に一度山から降りてくるのを
言います。
別名「祖先神」と言われています。
一方、氏神様は、「神社の神様」で地域に住む人々が
共同でまつる神様のことを言います。
つまり初詣は、歳神様ではなく、氏神様に感謝を伝え、
今年の無病息災と家内安全を祈願することなのです。
初詣はいつからいつまでに行けばいいの?
それでは、氏神様に祈る初詣は、いつからいつまでの
期間に行けばいいのでしょうか。
一般的には、三が日の間参拝するのが普通ですが、本
来、初詣とは、「その年の最初の参拝」なのですから、
いつでなければならないということはないのです。
つまり、その年の最初の参拝であれば、何月になって
もそれはその人の初詣ということになります。
夜中に多くの人が初詣に行く習慣が始まったのは、電
車の夜間運転が始まった1950年代より後のことで
、近代の習慣なのです。
喪中の時、初詣に行ってもいいの?
喪中の時は、正月飾りもおせちも初詣もしません。
しかし、忌明けなら前年のお札をおさめ、新しいお札
を受けてもよく、忌明けしていない場合は、忌明けし
てからお札を受けにいけばよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
一言で初詣といっても、知らないことがたくさんあり
ますよね。
本来の意味を知ってから、行くとまた違う気持ちで新
年を迎える事ができるのではないでしょうか。