佐賀県佐賀市富士町にある市川地区では、
毎年市川天衝舞浮立(いちかわてんつくまいふりゅう)
という行事が行われています。
これは、佐賀県の重要無形民俗文化財に指定されており、
500年前から続く伝統行事です。
市川天衝舞浮立開催要項
開催日時:毎年10月の第3土曜日
平成29年は10月21日です
開催場所:佐賀県佐賀市富士町大字市川
市川諏訪神社他
アクセス:(バス)佐賀駅バスセンターから昭和バス
古湯・北山方面行に乗車し「古湯温泉」で下車し、
「葛の尾」行きに乗り換え「市川」で下車
(車)長崎自動車道 佐賀大和ICより車で約25分
詳しくは:佐賀市浮立の里展示館 電話0952-58-2223
市川天衝舞浮立とは
市川地区に約500年前から伝わる市川天衝舞浮立は、五穀豊穣、天下安泰を
祈願感謝しての祭りです。
約500年前に秋祭りに諏訪神社に奉納したのが始まりと云われています。
奉納は天衝舞、鐘打ち、モリャーシ打ち、銭太鼓、扇子踊り、ぱんぱこなど
で出演者は総勢100名ほどになります。
県内の天衝舞浮立のなかでは規模が最大で昔からの伝統をそのまま伝承
しているとして、昭和40年7月23日に佐賀県重要無形文化財に指定されました。
地域をあげての祭り 市川天衝舞浮立
市川地区には6つの班(古賀と呼ばれます)があり、6つの古賀が毎年交代で
祭りの準備を行っています。
6年に一度祭りの当番が回ってきたら、2か月ほど前から準備を始め、しめ縄や
鐘つきのためのバチ作りなどの準備をするのだそうです。
また、市川の天衝舞浮立の特徴として、
神社に奉納するだけでなく、西福寺にも奉納するところが大きな特徴です。
天衝舞浮立の踊り手は頭に、月と太陽と雲龍を描いた前立てをつけます。
重さは7キロほど、また大きさは一メートル余りあり、これを大きく
振り回しながら地面ぎりぎりまで頭を下げて舞い踊ります。
言い伝えでは、舞に失敗したら切腹するためのござを腰につけています。
これだけの舞を舞うために、踊り手は夏ごろから体力維持のための
体つくりを行っているそうです。
また、ふえや太鼓の練習なども10月に入る前から行われ、地域では
市川浮立の日に向けて、各自が準備を行うのだそうです。
まとめ
いかがでしょうか。
駐車場は浮立の里展示館と諏訪神社のそばにあります。
ぜひ一度足を運んでみてくださいね