インフルエンザ予防にはうがいよりこまめな水分補給を!

インフルエンザの予防にはうがい・睡眠・手洗いとよく言われて
きましたね。

近年、このうがいについては疑問符が付きはじめました。
これはいったいどういうことでしょう。

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インフルエンザ予防にうがいの記述がなくなった話

インフルエンザの予防には予防接種が最も効果的で、その次に
うがい手洗い睡眠というのが定番でしたよね。

国の機関でも長い間それが推奨されてきていました。
しかし、数年前から、国の機関がインフル予防対策としてあげる
ものの中に、「うがいの励行」の記述がなくなっています。

なぜか?

これは、国の機関でも、うがいがインフルエンザの予防に効果がある
のかどうかについて、はっきりしないということからなのです。

インフル対策にうがいは効果がないの?

うがいは、一般的な感染症には効果があるとされています。

しかし、インフルエンザの場合、インフルエンザウイルスが、のどや
鼻、口などに一度とりついてしまうと、なんと20分から30分の間に
細胞内に侵入してしまうというのです。

つまり、インフルエンザ予防にうがいの効果を発揮するためには、
インフルエンザウイルスがとりついてから細胞内に侵入する前、
つまり20分に一度のペースでうがいをしなければならないというこ
とになってしまいます。

うがいを20分ごとにするということを想像してみてください。

学生さんであれば、休み時間はたいてい40分から50分に一度
のペースですよね。
ということは、授業中にも一度うがいに立たなければならない
ということになってしまいますよね。

ましては、社会人ともなれば、20分に一度も席をはずして
うがいに行っていたのでは、仕事になりませんよね。

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つまり、うがい自体がウイルス除去に効果がないということで
はなく、インフル対策として推奨するには、あまりにも現実的
でないということから、国の機関が推奨する項目として、
うがいをあげなくなったと考えられます。

インフル対策にはうがいより水分補給

それでは、うがいがだめならどうしたらいいのでしょうか。

医師の中には、ウイルスが細胞に取り込まれる前に、胃に
流し込んでしまえばよいという説を唱える医師もいます。

こまめな水分補給が効果を発揮するということです。

20分おきのうがいは難しいにしても、20分おきの水分補給なら
可能な気がしませんか。

体内の水分が不足すると次のようなことが起こります。

鼻や気道の粘膜の表面には、線毛といって、とても小さな毛が
あります。

この線毛は、水分を十分にとっていると活発に活動します。
この線毛が小刻みに動くことで、粘液が流れ、咳やたんとして、
ウイルスや雑菌を排出しているのですが、水分が不足すると
線毛の動きがにぶってしまいます。

その結果、ウイルスや雑菌が体内に取り込まれやすい状況に
なってしまうのです。

つまり、この線毛の動きを活発にし、体外にウイルスや雑菌を
排出しやすくするために、こまめな水分補給が有効ということ
になるのです。

まとめ

いかがでしたか。

うがいが効果ないなんて意外!
と思いますよね。

いろんな情報が飛び交う中、正しい情報を得て
大切な家族の身を守りたいものですね。

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