交通事故
誰もが起こしたいと思って事故を起こすわけではありません。
しかし、ほんの少しの不注意で交通事故の加害者になってしまったら、
動揺して何をしていいのかわからなくなりますよね。
そんなときの対処について
体験をもとに書いてみました。
交通事故を起こしてしまったら まずは被害者の状況確認
注意していたつもりでも、事故を起こしてしまったとき、まず一番
大事なのは、被害者の方の命です。
被害者の方の状況を確認しましょう。
まずは意識があるかどうかの確認。
すぐに救急車を呼びましょう。
話が出来る状態なら、まずは痛むところ、動けるかどうかなどを確認し
ながら救急車を待ちます。
それから警察へも連絡を。
その間、二次的な事故を防ぐため、安全を確保することも忘れずに。
連絡先が交換できる状態ならば、その時に交換できるならしておくと、
救急車やパトカーが来た後では、警察の事情聴取を受けている間に
いつのまにか被害者が病院へ運ばれてしまっていて、連絡先も名前も
聞きそびれたということになったりもします。
名刺を持っているのならば、そこに携帯電話番号などを書き込んで、
交換しておくといいでしょう。
これはあくまでも被害者の方が話ができる状態であればの話ですが。
また目撃者がいて、警察や救急車の手配に協力してくださった場合に
は、目撃者の方へあとでお礼に行くときのためにも連絡先を聞いてお
きましょう。
特にこのようなことに協力してくださる方は、後から警察に連絡先を
聞くこともできませんから、警察から「加害者が連絡先をしりたが
っているが教えてもよいか?」などと確認をとれば、9割方「お礼
等いらないので教えなくてよい」と言われることが多いですから。
救急車の行先の病院と被害者の名前と連絡先を聞いていて、警察の
聴取が済んだら、被害者の病院へすぐ向かいましょう。
その時点で、処置が済んで帰宅されているようなら、怪我が大事に
至らなかったということでしょうし、入院されるようであれば病院
の担当者へ今後の処理について確認をしましょう。
被害者本人さんへ面会が可能ならば、病院まで来たことを知ってい
ただくためにも、面会し、痛む場所や、今後の治療方法の確認など、
自分の保険会社に連絡するための情報を聞き出しておきます。
このときも誠意を感じていただけるように言葉を選んで、誠実に
対応するようにしましょう。
お詫びの言葉は、はっきりと口に出すこと。
あとから「謝りもしない」と言われないようにするためです。
警察、病院の状況が確認できたら保険会社に事故の報告をします。
その後の処理についてわからないことなどもたずねるとよいでしょう。
交通事故 被害者への謝罪の仕方
被害者が入院しているときは、できるだけ毎日顔を出しましょう。
面会時間がそう長くなくても毎日状況を確認するのと同時に、こちらの
誠意が伝わるはずです。
かといって、もう来なくていいなどと言われた時は、しつこく行かない
ようにしましょう。その時も数日に一度は電話をして体調をうかがいま
しょう。
誠意が感じられるかどうか次第では、被害者が厳罰を望まずに不起訴処分
にしてもらえる可能性があります。
そのことを表面に出してはいけませんが、被害者が不快な思いをせず、
治療に専念できるように常に被害者の立場を思いやりながら対処をしてい
きましょう。
交通事故 その後の対応
保険会社に連絡をしたあとは、保険会社がその後の被害者との連絡をとって
くれますが、だからといって、全てを保険会社に任せているから自分は知ら
ないということを口にしたり、態度に出したりすることがないように気をつ
けましょう。
まとめ
交通事故は加害者も被害者もその後の人生を大きく左右するものです。
まして後遺症が残るような事故の場合は、加害者側も一時的なお見舞いだけ
でなく、定期的にお詫びの手紙や電話等を忘れずにするようにしましょう。