結婚式に招かれた時、ふと「あれ?どうしたらいいんだっけ?」と
思うような、ちょっと人に聞けないマナーや常識ってありますよね。
恥をかかないために、結婚式に招かれた時のマナーをお教えします。
結婚式に招かれたら 招待状の返事・お祝い編
≪招待状の返事について≫
結婚式の招待状が来ました。
さあ、まずは招待状の返事です。
招待状の返事、つまり結婚式に出席するかどうかの返事は早めに出す
のがマナーです。
例えば仕事のシフトの関係などで、休みがとれるかを確認してからで
ないと返事が出来ない場合等は、とりあえずいつごろに返事ができそう
かの連絡を必ず電話しましょう。
招待状には出欠の返事をするための返信用はがきが同封されていると
思います。
これには図のようにあらかじめ印字されているものがあります。
大人のマナーとして、以下のような注意点があります。
・「御」「御芳」の文字を二重線で消す
・宛名の「行」の文字を消して「様」に書きかえる。
・欠席の場合は理由をお祝いの言葉と共に書き込むこと。
・出席の場合もお祝いの言葉を添えます
≪お祝いについて≫
式当日に持参するときは、お祝い金は「ふくさ」に包んで渡します。
品物を贈るときは、目録にして後日新居に送りましょう。
当日持参でない場合は、式の一週間前くらいまでに届けましょう。
品物を贈るときは、あらかじめ何が欲しいか聞き、吉日の午前中に
届けるとよいです。
結婚式に招かれたら 披露宴・スピーチ編
≪披露宴当日のマナー≫
会場へは開始の遅くとも10分前には到着しておくこと。
同じテーブルに初対面の方がいれば、自己紹介をして歓談しましょう。
披露宴は、新郎新婦は招待客全員との交流が必要です。披露宴中に新
郎新婦を独り占めして話し込んだりするのはマナー違反です。
≪スピーチを頼まれたら≫
スピーチは3分以内程度におさえましょう。
まずはお祝いの言葉を述べ、「切れる」「別れる」等の不吉な言葉を
使わないようにします。
新郎新婦へのはなむけの言葉でしめましょう。
結婚式に招かれたら 服装編
新婦より控えめな服装にするのが一番のマナーです。
また、白は新郎新婦の色と言われますので避けましょう。
もし招待状に「平服でお越しください」とあるときは、「普段着」と
いう意味ではなく、「正式な礼装ではない」という意味です。
≪男性編≫
披露宴のみの出席であれば、ブラックのスーツやダークスーツでよいで
しょう。
ネクタイはシルバーグレー等を着用しましょう。
≪女性編≫
和服の正式礼装は、既婚者は黒の留袖や色留袖です。
未婚者は中振袖や色留袖などですが、新婦より派手にならないように
気を付けましょう。
略礼装は、未婚既婚を問わず、訪問着、つけさげ訪問着、色無地です。
洋装の正式礼装は、昼は膝丈のアフタヌーンドレスで、夜はロング丈
のイブニングドレスです。
何度も言いますが、白は避けましょう。
最近では、ワンピースやスーツ、アンサンブルなどが一般的ですが、
明るい色や柔らかい素材のものを選び、真珠のネックレスやコサー
ジュなどで華やかに装います。
昼間の披露宴では、肌が露出するノースリーブの服は、タブーですが
ショールやボレロなどで肌を隠せばO.K.です。
≪子ども編≫
制服は礼装として着用できます。
その他に、男の子ならブレザーとズボンの組み合わせやスーツなど。
女の子はシンプルなワンピースやドレスで新婦より派手にならない
ように気を使います。
まとめ
いかがでしたか?
もしもお葬式と結婚式が重なった時は、お葬式を優先するのがマナー
です。
急な欠席の場合は、すぐに電話連絡をし、後日お祝いを届けるのがマ
ナーです。