佐賀市近郊には紅葉おすすめスポットがいくつかあります。
今回は3か所ご紹介したいと思います。
ぜひ足を運んでみませんか。
佐賀市近郊 紅葉おすすめスポット十可苑
十可苑(じっかえん)
佐賀県佐賀市大和町大字梅野244-11
1万5,000坪の敷地を持つ日本情緒あふれる庭園です。
鍋島家の別荘地を利用して造られました。
春は、10年の歳月を費やして育てられたシャクナゲ1万株、
ツツジ3万株が、園内を埋め尽くします。夏は新緑、秋は
紅葉、冬は雪景色と四季を通じて、いつ訪れても様々な美
しさが楽しめます。
園内の一角には、地元出身の日本画家立石春美(たていし
はるみ)の記念美術館があります。館内には立石作の美人
画が展示されてあり、庭園の雰囲気と美しく調和していま
す。また、上品な雰囲気と味覚を堪能できる食事処もあり
ます。
●交通
JR駅からの場合…JR長崎本線佐賀駅から、タクシー利用
で20分
マイカー利用の場合…長崎自動車道佐賀大和ICから車で3分
バス利用の場合…佐賀バスセンターから、
昭和バス古湯・北山・麻那古行き乗車
、バス停ユースピアさが入口下車、徒歩3分
●入園料 大人600円(美術館入館含む・庭園のみ600円)
小人(中学生以下)無料(美術館入館含む)
幼児無料
●開園時間 9:00~17:00
●開園期間 4~5月連休、11月開園
(休園日についてはお問い合わせください)
●駐車場 500台収容(無料)
●問い合わせ先 十可苑 TEL 0952-62-0012
佐賀市近郊 紅葉おすすめスポット九年庵
明治時代の佐賀の実業家、伊丹弥太郎(イタミヤタロウ)
の別邸と庭園は、「九年庵」として、平成7年(1995)、
国の名勝に指定されました。98坪の別邸は、明治25年(1
892)につくられ、庭園は、九州で茶室や築庭において並
ぶものなしといわれた名人、久留米のほとり和尚に委託し
、明治33年(1900年)から九年の歳月をかけて築いたも
のです。
別邸は、入母屋葦葺き(イリオモヤヨシブキ)の屋根に杉
皮の腰張り(スギカワノコシバリ)の土壁、竹格子の連小
窓(レンコマド)や真竹を用いた濡縁など、材質、色感、
意匠、構造などのすべてに、細心かつ充分な吟味が加え、
茶室と書院の様式を折衷した近代和風の数寄屋建築です。
庭園は、多くのツツジやモミジ、苔など様々な樹木で彩ら
れ四季を通して美しい景色を描き出しています。深い木立
は周辺の景観とよく調和し、はるか筑紫野(ちくしの)の
広がりと有明海が眺望できる借景庭園となっています。
毎年秋の紅葉が美しい11月15日から23日までと、新
緑に癒される春に一般公開されています。
秋の一般公開期間
平成28年11月15日(火)~11月23日(水・祝) 9日間
時 間
午前8時30分~午後4時まで
美化協力金
300円(中学生以下無料)
○九年庵へ入園する際は、午前8時頃から本部テント(もみ
じの湯駐車場)で配布する入園整理券が必要です。
当日配布。事前予約は必要ありません。
○来園者が多くなり、午後4時までに入園の見込みがたたな
い場合は、整理券の配布を早めに中止します。
○公開期間中の週末(19日・20日)及び祝日(23日)は混雑
が予想されます。駐車場に入場する際にも待ち時間が発生す
る可能性がありますので、乗用車でお越しの方は早めの時間
帯をねらいましょう。
○最寄りの高速道路のインターは、「東脊振IC」です。
○一般道の場合は、東脊振トンネル有料道路も利用できます。
○九年庵周辺には、公営の駐車場はありませんので、九年庵
周辺の混雑を避けるため、マイカー用駐車場として吉野ヶ里
歴史公園臨時駐車場を利用できます。(インターから約10分)
○インターからは、臨時駐車場への誘導看板が準備されてい
ます。また、神埼市内の各主要道路にも案内看板があります。
○臨時駐車場では、約1,000台分の駐車スペースがありま
す。
<九年庵臨時駐車場の情報(カーナビへ入力)>
吉野ヶ里公園管理センター(佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手
1843)(電話0952-55-9333)
佐賀市近郊 紅葉おすすめスポット雄渕雌渕公園
雄渕雌渕公園(おぶちめぶちこうえん)
佐賀市富士町上熊川・小副川
奇岩や巨岩が作る複雑な水の流れとダイナミックな景観が
見どころです。
遊歩道や橋が整備されているので散策が楽しめます。
夏場は避暑に、秋には紅葉の景観が楽しい自然名所です。
雄渕・雌渕公園は、熊の川温泉と古湯温泉の中間地点に在り、
明治の晩年までは、北山の木材流しや筏流しで最大の難所と
恐れられていました。
たまたま大きな木材が右岸雄渕の洞窟に突込めば、再び浮上
しない程深渕と言われています。水面下の洞窟には、誰も入
った者はなく、様々の伝説や逸話を残し、今なお神秘のベー
ルに包まれたままです。
川上川の鮎もこれより上流へは上ることができないので、そ
の下流の集落を「鮎の瀬」と呼んでいます。
明治32年(1898)、長崎県波佐見金山会社の鮎の瀬発電所(現
雄渕トンネル南架橋下)が建設され、「水から火が出る、世に
も珍しい。」と見学者が詰めかけ、発電所と共にこの地の名声
が更に広まりました。
また、中国の医師で文学者郭沫若も、熊の川温泉滞在中に、こ
の地を訪れたので、これ記念し昭和57年10月、この地に建立さ
れた「郭沫若先生記念碑」は、淡々と音立てて落ちる雄渕の滝
、悠々と流れる雌渕を静かに見守っているかのようです。
因みに碑文は、中日友好協会初代会長の廖承志先生の手によっ
て書かれています。記念碑北方約100mの地点に架けた鳴瀬橋は、
昭和59年(1984年)完成した斜張橋で、真紅に燃えるような色彩
は緑の自然の中で一際目立ち、蒼い深渕と調和美を誇っていま
す。
なお、国道323号線雄渕トンネル下方約100mの地点に、弘法
大師ゆかりの地、「御手洗の滝」があります。
出典:富士町史下p.234〜p.235
お問い合わせ先:佐賀市富士支所産業振興課 TEL0952-58-2860
交通アクセス
車:佐賀大和ICから約20分
まとめ
いかがでしたか?
佐賀市はぐっと冷え込み、今がまさに紅葉の見ごろです。
今週末はぜひおでかけになってみてはいかがでしょうか。